ハワイの小学校は、8月スタートです。
6月末に学校が終わり、7月いっぱいが夏休み。
日本と少しずれてますね。
7月の夏休み期間、子供達はどうするのか、というと、たいていサマーファン(summer fun)に行きます。
Summer fun とは
ホノルル市が主催の、子供達が夏休み中に楽しめるプログラムを盛り込んだイベント。
各所で様々なサマーファンが行われていて、内容、料金、預け時間、それぞれ異なるので、事前サーチが必要。対象年齢は小学生です。
観光客でも参加できるものもあります。
息子が参加した、現地主催のサマーファン
ホノルル市が主催しているサマーファンのひとつに参加しました。
約3週間で、75ドル。(8:00〜14:00)
14:00〜17:00の延長を申し込むと、+300ドル。
何をやっているのか?
毎日、勉強のようなものはせず、ひたすら遊んでいたようでした。ビーズアクセサリーを作ったり、ゲームをしたり、音楽を聞いて踊ったり。
みんなでプールに出かける日もありました。
毎日友達やお兄さんお姉さんと遊んでもらえるので、とても楽しかったようです。
最終日に、発表会。
サマーファン最終日、期間中に練習していたダンスのお披露目発表会がありました。
地元の高校生や大学生がショーを盛り上げてくれます。全体は劇になっていて、メインキャストは高校生や大学生。劇中のダンスや歌を、サマーファンに参加している子供達が行います。
セットもしっかり作り込んであります!
満席で、ホールに人が入れず。
外から、モニター越しに見る保護者も多数。
日本だったらクレーム来そうです。車椅子や、杖をついたご老人の方も多くいました。
ダンスがノリノリ
ダンスですが、小学生には難しいのでは?というような振付のダンスでした。流石アメリカ。お遊戯レベルのダンスではなく、ダンススクールで習うような振り付け。
ハワイらしく、ハワイアンミュージックに合わせて、フラダンスを踊るパートもありました!これも大きな子達は、上手でした。
劇もノリノリ
役になりきる学生の子達の演技力がすごい。皆本気です。オーバーリアクションな文化だからでしょうか。力が入ってると思いました。
日本で見た、セリフ棒読みのやらされ感満載の子供はいませんでした。
締めには全員で、手話で歌を歌う
ずらっと並んだ子供達。髪の色も、肌の色も、骨格さえも違う子達が揃って、同じ音楽で手話と共に歌っている様子は、
日本生まれ日本育ちの私から見たら感動的でした。
本来それが普通であるべきなのに。
ディズニーランドの、it’a mall world を思い出しました。色々な国の子供達が「同じ」と言って、同じ歌を歌う。
皆違う外見だから、違う人種や宗教を受け入れやすい環境。
感動すると同時に、私もこの環境に20年前から身を置きたかったという願望。
いくら価値観がアップデートされるとは言え、
30代後半と10代でのインプットの質は人生観、考え方が異なってくると思います。
私は既に日本で、それらが形成された上で、この文化、思想の違いを見ている。
一度根付いた思考は、なかなか取り除く事は難しいです。
日本は島国で、人種も日本人が多いことで、かなり限られた思考になっている事は
日本で育った私にもわかる事です。
多様性を認める。
そんな環境で育った子供たちは、どんな人間に成長していくのか、
楽しみです。
サマーファンは、観光客でも、1週間だけでも参加できるものもあるので、
旅行で来た方は、ツアー旅行会社に問い合わせて見てください。
サマーファンの期間は、だいたい7月、8月で行なっています!
現地の子供たちと触れ合うと、英語も上達しますね!