ネットで話題になっていたのので、書きます。
私はマーケティング、企画について10年その職についてました。
ネットでブログを書いている皆さんが、
マーケティングについて知りたいんだな、と知ったので、私の力がお役に立てるかと思いました。
レッドオーシャンと、ブルーオーシャンとは
レッドオーシャン、ブルーオーシャンとはマーケティング用語です。
簡単に言ってしまえば、
レッドオーシャンは競合が激しく、そこで実績を出すのが難しい分野。
ブルーオーシャンは競合が少なく、そこで実績を出すのは容易い分野。
レッドオーシャンは血の海です。そこで戦おうとすると、かなりレベルの高い戦略を持って行かないと、かえりうちにあいます。
レッドオーシャンは澄んでいて、まだ誰にも汚されていません。自分がトップになるのは比較的容易かと思われます。
ここで多くの人が考えるでしょう。
「なんだ、じゃあブルーオーシャンを探して見つければ良いんだ!」と。
それが、とてつもなく難しい事なのです。
わかり安い事例
身近にあるもっともわかりやすい例で言えば、やはりスターバックスかと思います。
スターバックスは業態を一言で言えば「カフェ」です。
コーヒーを提供するカフェ、喫茶店は数多くあります。
どのカフェも、安くて美味しいコーヒーを頑張って提供してくれています。
そこを競合としない為に、スターバックスは自身の業態を、「安心できるサードプレイスの提供」としました。
つまりカフェ、ではなく、落ち着ける場所の提供として、事業を展開しているとしたのです。
レッドオーシャンをブログで言うとどうなる?
今勢いのあるブログの世界で求められるのは、「その分野でナンバーワンになる事」です。同じターゲットを狙うブログの中に、とてつもない強烈なボスがいたり、ブロガーがたくさんいるような分野は避けて通るべきです。
例えば育児ブログで言うと、協力なボスの中に、「大手企業」が存在します。
オムツメーカーや、ミルクメーカー。雑誌の「ひよこくらぶ」「たまごクラブ」も強いです。大手企業は宣伝力、資金力、情報量に大きく有利なので、戦うべきではありません。
プレイヤーの多さも気になります。
ブログで有名な「アメブロ」の、職業別の人数をみてみます。
職業 |
主婦15,169人 |
ビジネスマン3,723人 |
OL4,946人 |
パート・アルバイト1,771人 |
夜のお仕事1,842人 |
その他職業12,031人 |
職業別、主婦が圧倒的に多い。一般的な主婦が描きやすいジャンルといえば、
育児、ダイエット、コスメ、節約あたりになってきます。
このジャンルは主婦層が多いアメブロ内では激戦区です。
レッドオーシャンを避けるべきとは、一概には言えない
同時に言えることは、競合が多い、=ニーズが多いとも言えます。
アメブロには主婦ブロガーが多いわけですから、当然見る層も主婦層になってきます。
そうなると、育児やダイエット、コスメ、節約に興味がある読者が多いのも事実。
ニーズの大きさで競合が増えてくるのです。
いくら競合が少ないからと言って、誰も検索しないようなジャンルを作っても意味がないです。
主婦が育児やダイエット系でブログを書くなら、アメブロが一番適しているとも言えます。読者層が集まっているからです。
ブルーオーシャンの探し方
簡単にいうと、「軸をずらす」事で誰もいない海を見つける事ができます。
例えば、大ヒットした「ヨーグリーナ」これ、なんでヒットしたか知っていますか?
競合だらけのジュースの中で、「会社の会議中にも飲めるジュース」として、コンセプト発信。透明だから、飲んでいても気づかれないんですよね。
乳酸菌飲料でも、甘いジュースでも様々な商品が発売されているので、軸をずらすことで唯一の商品となるわけです。
ブルーオーシャン、ブログで言うとどうなる?
また話はアメブロに戻りますが、アメブロ子育てジャンルでかなり上位にいるのがこのかた、でっかいおっさん
主婦層が多い育児ブログで、発信者を「男性」として軸をずらし、元保育士として、信頼層を作っています。
この方は、2015年からはじめて、月に40本以上の記事を書いています。2019年9月はなんと87本。
育児系パパブログで実績を出すには、月に40本以上書かなくてはいけません。
これに追いつけそうなら、良いですが、また更に軸をずらしていく必要がありますね。
育児系筋肉パパとかどうでしょう。
アメブロ内では育児系ママはレッドオーシャン。育児系パパは【比較的】ブルーオーシャン。
他のブログはどうなの?
なぜアメブロで分析をしているかと言うと、分析がしやすいからです。
アメブロ、はてな、FCブログなどは、まとまった読者層がいる為、
PVを得やすいです。
ワードプレスでグーグルの海に泳ぎ出るのはなかなか初心者には難しいと思います。
ワードプレスで分析ができるようになったらまた記事を書きますね。