ベッドのマットレスを選ぼうとすると、ポケットコイル、ボンネルコイル、と出て来ます。
違いはなんなのでしょうか?
そもそも、マットレスとは。
マットレスは、私たちが日本で使う「布団」の間に鉄線のコイルが入ったものです。
一部は鉄線コイルが入っていないものがありますが、日本では人気のタイプはコイルが入ったものです。コイルが入ることによって弾力性が生まれ、反発のある寝心地になります。
マットレスの価格はどう決まる?
安いものから高いものまで、ピンキリですね。
これは単純に、使われている材料が価格に乗っているからです。
マットレスはサンドイッチのように、たくさんの材料が重ねられて作られています。
この材料が多いほど、高いほど、価格が高くなっていきます。
ポケットコイルとは
マットレスの中に入っている鉄線コイルが、一つ一つの袋状に包まれて、独立した状態のものをポケットコイル、と言います。日本でも、アメリカでも一番人気のタイプです。
ポケットコイルのメリットは?
✅振動が伝わりにくい!
コイルがひとつひとつ独立しているので、他の人と寝た際や、自分の寝返りなど、振動が伝わりにくいです。
✅体に沿うような寝心地
コイルがそれぞれ独立しているので、体に沿うようにコイルが沈み込んでいきます。
✅ふんわりした寝心地!
ポケットコイルのコイルは、「柔らかい」ものが多いです。
寝比べると、「ふんわり」とした寝心地を感じられます。
体に沿うように作られているので、硬いとその寝心地を感じにくいためです。
家族で、カップルで寝る方はポケットが良いです。
ポケットコイルのデメリットは?
☑️通気性が悪い
コイルがひとつひとつ袋に包まれているので、空気の通り道が少なく、通気性が良いとは言えません。メリットとなっている体に沈みこむところが、暑がりの人には体にまとわりついて、デメリットとなる場合があります。あくまで「ボンネルコイルマットレス」と比較して、の話ですので、コイルの入っていないウレタンマットレスよりは断然通気性は高いです。
☑️あまり長持ちしない
コイルが独立しているということは、小さいパーツだけで体重を支えているということです。小さいパーツに体重が分散されず負荷がかかると、ヘタリやすくなります。
同価格のボンネルコイルと比べて、消耗が早くなります。
マットレスの寿命は8年〜10年と言われていますが、実際はもっと長く使用する方が多いです。
また品質の低いものは、それより早くへたってしまう場合があります。
楽天でポケットコイルで一番売れているマットレスはコレ!
楽天で一番売れているポケットコイルマットレスボンネルコイルとは?
鉄線のコイルが、マットレス全体を繋いでいます。1枚は連結していて、全て繋がっているのが特徴です。
ボンネルコイルのメリットは?
✅長く使える
ボンネルコイルはポケットコイルと違い、マットレス1枚が全ての鉄線で繋がっています。つまり、体重を全体のマットレスに分散させて支えているため、耐久性が高く、長く使えます。
✅通気性が良い
コイル面は空気が通りやすくなっている為、暑がりの方にはボンネルコイルが適しています。
ボンネルコイルのデメリットは?
☑️連結しているので横揺れしやすい
全てのコイルが一体となって繋がっているので、
丈夫である反面、揺れには弱いです。
他の人が隣に寝ている場合、揺れを感じることがあります。
☑️固めが嫌な人は向いていない
寝心地が硬いので、柔らかめの寝心地が好きな人には不向きです。
硬めで、体全体を面で支えるので、一部分だけ沈み込むような事がなく、
腰痛を持っている方などもボンネルコイルを選ぶ方が多いです。
ポケットコイルとボンネルコイル、どちらが良いの?
日本中で一般のお客様に人気があるのは、ポケットコイルです。
しかし、生産者側に人気があるのは、実はボンネルコイルです。
ポケットコイルの方が価格が高くなっていますが、
実のところコスト的にはあまり差がなく、
耐久性と通気性を考えると、ボンネルコイルの方が
利点が多いためです。
また生産者に男性が多いので、硬めの寝心地の
ボンネルコイルが選ばれている可能性もあります。
カラーマットレスも人気です。
マットレス、というと一般的にはホワイトカラーが浮かびますが、実はホワイト以外のマットレスも存在します。
グレーブラックのマットレスは、高級感がありますね。
汚れが目立ちにくいです。
マットレスをそのまま床においても大丈夫?
マットレスを購入して、そのまま床において使用する方がいらっしゃいますが、カビの原因となりますので、必ずスノコや、除湿シートを敷きましょう。
除湿シート
寝心地を試して見たいあなたへ、裏情報!
寝心地を実際お店で試してみたい方に注意してほしいことがあります。
お店の販売員さんは知識豊富で頼りになりますが、
たいていの場合には、販売ノルマがあります。
売れた金額が高い方が良いので、
より高いマットレスをオススメしてきます。
オススメの仕方としては、とても良いマットレスを紹介しておき、
寝心地を試してもらい、価格が予算と合わないようであれば、
どんどん下げていくというやり方です。
自分の予算をあらかじめ決めてから、
しっかりと検討するようにしましょう。